“これまではスマホで写真を撮影する際に、標準カメラアプリを使うのが一般的でした。しかし近年ではカメラアプリを使って撮影する人が増えており、サードパーティ製のカメラアプリも多種多様に登場しています。デジカメを持ち歩くのは面倒だけど、一味違った写真を撮影したいという方は、サードパーティ製のカメラアプリがおすすめです。ここではおすすめのカメラアプリをまとめてみましょう。
【カメラアプリを選ぶポイントとは?】
サードパーティ製のカメラアプリを選ぶ際には、標準搭載されているカメラアプリよりも使いやすいもの、機能が充実しているものを選ばなければメリットはありません。そこでカメラアプリを選ぶ際には
・使いやすいさ
・機能性
を重視しましょう。
特に写真が好きで撮影に関するある程度の知識がある人であれば、マニュアル設定ができるアプリがおすすめです。自分で設定ができるアプリであれば、自由度の高い撮影が可能になるでしょう。逆にカメラに関する知識があまりなく、手軽に撮影をしたい!という場合であれば、オート設定で手軽に撮影できるアプリ、操作が簡単なアプリがおすすめです。
その他にも
・フィルターの種類が充実しているか?
・自撮りはしやすいか?
・シーン別撮影機能や撮影補助機能は備わっているのか?
・操作は簡単か?(ワンタッチで操作できるか?)
・画像編集までできるか?
なども選ぶポイントになります。
アプリの中には完全無料で利用できるものもあれば、課金が必要なものもあります。料金についてもしっかりと確認しておきたいですね。
【Androidでおすすめのカメラアプリとは?】
Androidでおすすめのカメラアプリをいくつかご紹介しましょう。
<Footej Camera 2とは?>
Footej Camera 2は一眼レフさながらの写真が撮影できるアプリとして人気を集めています。その特徴はシンプルで使いやすいインターフェイスです。一眼レフカメラのようなマニュアル設定ができ、ISO感度やシャッタースピード、ホワイトバランスなども細かく調整できるので、こだわりの撮影をしたい人におすすめです。また格子状、四角、黄金比などグリッド種類も充実しているのでとっても便利。さらにパノラマ撮影や動画撮影にも対応しており、動画を撮影してGIF画像の作成をすることもできます。ただ注意しておきたいのは、無料版に関しては機能に制限があること。全ての機能を使いたい場合には、課金しなければなりません。
<Open Camera>
Open Cameraは無料アプリでありながら、高画質で綺麗な写真が撮影できると話題になっています。さらにカメラアプリでよくある広告表示もないので、使う時にもたつくこともありません。撮影時にISO感度の細かい設定ができ、連写機能、フラッシュ赤目軽減、AEロック(露出固定)などの機能も充実しています。さらにグリッドやカメラの傾き具合の表示もできるので、整った写真が撮影しやすいですよ。
【iPhoneでおすすめのカメラアプリとは?】
iPhoneでおすすめのカメラアプリをいくつかご紹介しましょう。
<StageCameraHD>
StageCameraHDはトリプルカメラ、デュアルカメラにも対応しているカメラアプリです。無料でもたくさんの機能が使えますが、有料版では高画質撮影ができます。セルフタイマー、連続撮影モード、グリッド線表示、日時の焼き付け、手ブレ補正などの機能が充実。
<Focos>
Focosは一眼レフカメラのようなボケ感を撮影時はもちろん、撮影後にも編集できるカメラアプリです。撮影時にF値やホワイトバランスを設定でき、撮影後に編集画面で絞り値や口径の設定を変更することもできます。”
“携帯電話業界では、ここ最近「転売」が問題となっています。ここでは日本におけるスマホの転売問題についてまとめてみましょう。
【転売ヤーとは?】
最近、携帯電話業界では通常の価格より大幅に安く販売されているスマホを入手し、それを自分で使わずに他の人に転売して利益を得る「転売ヤー」が増えています。この転売ヤーに関しては問題視されており、総務省の有識者会議である「競争ルールの検証に関するWG」でも対応が検討されているのです。
【なぜ転売ヤーが増加したのか?】
なぜ日本でこんなにも多くの転売ヤーが出てきたのか?というと、回線契約がなくても大幅に割引された価格で、スマホ端末を購入できるようになったからです。回線契約を条件とした割引ももちろんありますが、店舗独自の割引として3万円以上の大幅な割引が行われることも少なくありません。
2019年の改正電気通信事業法によって、回線契約を伴うスマホ端末購入の場合は、割引上限が原則2万円となっています。一方でスマホ端末のみを販売する場合には、値引きに関して特に制限がない状況です。
【MNPやSIMフリーが転売ヤーを増やす要因?】
2021年に原則SIMロックをかけることが禁止され、キャリア端末もSIMロックがかかっていない状態で販売されるようになりました。短期で解約しても契約解除料が発生せず、MNPの手数料もかかりません。さらに買ったスマホはどのキャリアのSIMを入れても利用できるため、MNPのハードルが下がったのです。それによってユーザーがいつでも簡単にキャリアを乗り換えられる環境が整ってしまったと言われています。
さらにMNPが簡単にできるようになったことで、キャリアユーザー獲得競争が熾烈化。回線契約を伴う割引に制限があるため、店舗独自の割引がどんどん大きくなり、人気端末の大幅値引きにつながってしまい、転売ヤーも増えてしまったのです。
【転売ヤーが増えることによって起こる問題点とは?】
転売ヤーが横行することによって、様々な問題が起こります。それぞれまとめてみましょう。
<人気端末を購入できなくなる>
転売ヤーの大きな問題点として、人気のスマホ端末が購入できなくなることです。人気の端末は高い値段で売ることができるため、転売ヤーが買占めてしまいます。それによって本当にその端末を使いたいと思いっている人が入手できなくなる…という状況が起きてしまうのです。
<反社会的な目的で利用される>
転売ヤーがスマホを転売して得た利益を反社会的な目的に利用することがあります。
<販売店スタッフの心理的な負担になる>
転売ヤーに売らざるを得ない状況が、キャリアスタッフや販売代理店スタッフの心理的な負担になってしまうこともあります。
<ホッピングMNPが増える>
転売ヤーの存在によって「ホッピングMNP」が増えることが懸念されています。ホッピングMNPとはMNPを利用すればさらに安くスマホ端末を入手できるため、料金の安いMVNOを選んですぐに解約を繰り返すことです。このホッピングMNPという鼓動が、MVNOの業務負担となっていて、問題視されています。実際にMVNOでは短期解約が増えたというデータもあるのです。
【キャリアや販売店の転売ヤー対策とは?】
キャリアや販売店では様々な転売ヤー対策を行っています。例えば大幅割引で購入できるスマホ端末を1人1台と限定しているところや、会員データに購入記録を入力、転売を目的とした端末購入の拒否なども行っています。
さらにNTTドコモでは6月から、割引施策の対象端末を購入した人に対しては、転売防止のためにスマホ端末の箱に購入者の名前を書かせるという対策も行っているのです。ただしこの対応に関しては、一定期間使った後に中古ショップに買取りしてもらう際に、査定に響くとして批判的な意見も飛び交っています。”